クラウド型業務・経営管理システム「board」は、2014年8月のリリース以降、順調に成長しており、2017年4月の時点で、契約社数(有料アカウント数)が700社を超えるまでになりました。

今回は、board開発の背景と目指しているものを書きたいと思います。

Excel管理からの脱却とboard開発の経緯

弊社は、2010年末に設立以来、見積書・発注書・納品書・請求書といった書類や、受注状況・売上の見込みなどをExcelで作成・管理してきました。

最初の頃は数も少ないですので、Excel管理でも特に問題はなく、2年ほどはExcelでの作成・管理を続けてきました。

しかし、徐々に案件数も増え、請求書発行枚数が10枚を超えた辺りから面倒になってきて、20枚を超えると、それに取られる時間が無視できなくなり、またミスをするリスクも高くなってきました。

そんな中、当初は自社で開発するつもりはなく、既存の請求書作成サービスを利用することを考えており、主要な請求書作成サービスを一通り試してみました。

ただ、どの請求書サービスも、「見積書・請求書の作成」に軸足をおいており、案件管理や経営者視点での数字の把握・分析といったことはほとんどカバーされていない状況でした。そのため、そういったもののExcel管理は残す必要があり、単に、書類作成だけクラウド上に上げた、というだけになってしまいます。

もちろんそれでもExcelで作成するよりは簡単に発行できるのですが、会社を運営していく上ではそれだけでは不十分です。

色々と調べてみたのですが、中堅企業向けの業務システムはあっても、数人〜数十人規模の中小企業向けには、業務・経営全体をカバーするようなサービスは見当たりませんでした。

そこで、自分がイメージしているような中小企業向けの業務システムを作ってみよう、ということで、プロトタイプを作成してみたのがboardの始まりです。

boardが目指しているもの

数人〜数十人規模の中小企業の業務から経営までを一貫して管理・効率化するサービスを目指しています。

見積書や請求書といった書類の作成は、それ単体では提出のための書類作成ですが、そこで発生したデータは、経営における重要なデータとなります。

例えば、一般的な請求書作成サービスは、請求書を作成したタイミングで売上の集計に加算されます。しかしこれでは、請求書を作成しないと売上は把握できず、通常請求書の作成は請求月の月末です。

経営者としては、もっと早い段階から見込みを把握しておけないと、営業戦略・経営判断において手遅れになってしまいます。
そのため、見積書を作成した段階でそのデータを売上の見込みの把握に活用します。

この例のように、書類作成のためのサービスではなく、そこで発生するデータを活用して、「未来の予測を把握する」ことができるシステムがboardです。

こうすることで、わざわざ集計しなくても、日々の営業活動の結果が自動的に予測へとつながります。
boardにログインすればいつでも簡単に見込みが把握できる。それを元に、適切なタイミングで経営判断をできるようになります。

boardの今後

おかげさまで多くの企業にお使い頂き、有料継続率も99%以上を維持するなど高く評価して頂いています。

boardは、どんな業態でもフィットするというものではなく、ある程度フィットするターゲットを絞って、その業態でのフィット感を高めることで、使い勝手や業務効率を高めています。
それは今後もぶらさず、使い勝手の良さを維持しながら、進化させて行こうと考えています。

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